2020 Miss Universe®Japan Final

今年度のミス・ユニバース日本代表を決定する「ミス・ユニバース®ジャパン ファイナル(ミス・ユニバース日本大会)」が10月29日に都内で開催され、千葉県市川市在住のホテルウーマン、杤木愛シャ暖望(とちぎ・あいしゃ・はるみ)さんが日本代表に選ばれた。杤木さんは2年連続でこの大会に挑戦し、昨年のTOP5からの栄冠となった。

この日の大会は30人のセミファイナリストが出場し、23日に行われた事前審査(preliminary competition)の結果をもとにファイナリストの11人を発表。水着審査、イブニングガウン審査を経てTOP5が最終のスピーチ審査に臨んだ。

TOP5の発表

最終スピーチ審査

ガーナ人の父と日本人の母を持つ杤木さんは、1996年にアメリカで生まれ、幼少期は東京都中野区で過ごした。その後、一家でガーナに移り、10歳から17歳までは現地の学校に通い(ガーナは約80の言語が使用されている多言語国家であり、授業は公用語として英語で行われている)、日本に帰国後は江戸川区内の高校、千葉県内の大学へと進んだ。

杤木さんは流暢な英語で「今年は世界的に差別の話題がとても多かったので、どこの出身だとか、肌の色で判断されるべきではないこと、そして、人種差別だけではなく、COVID-19が始まった頃は年齢に対する差別もあったので、私たちは人々を外見で判断するのではなく、お互いを尊重し理解しあうべきで、それこそが差別を終わらせるための鍵(key)であることを広めたい。」と述べた。

Crowning Moment 
ナショナル・ディレクター美馬さんからの戴冠

ファイナリスト11名
TOP5 
5位 リトル満里菜さん(右)
4位 渡辺 耀(きらら)さん(左)
3位 園田悠希さん(中央左)
2位 上梨ライムさん(中央右)
Winner 杤木愛シャ暖望さん
Photo Courtesy : Miss Universe Japan®
2020ミス・ユニバース・ジャパン
杤木愛シャ暖望さん

ナショナル・ディレクターの美馬寛子さんと

2018ミス・ユニバース・ジャパン
加藤遊海さん

なお、杤木さんが出場予定の世界大会の開催時期は、世界的なCOVID-19のパンデミックにより現段階では未定となっている。